日帰り白内障手術CATARACT SURGERY
白内障とは
白内障とは加齢により、目の中の水晶体が濁り目の中に光が十分届かなくなり、視力が低下する病気です。進行した白内障には手術が必要です。
※日帰り白内障手術お考えの方は、雄一医師の診察日にご来院ください。
白内障手術について
白内障手術では、白く濁ってしまった水晶体の代わりに、人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。眼内レンズは目の中に入れるコンタクトレンズのような役割をしており、患者さまのニーズに合わせた度数や種類を相談の上決定させていただきます。
乱視矯正用眼内レンズや多焦点眼内レンズ(自費診療)も取り扱っております。
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局所麻酔を行い、角膜に数ミリの切れ目を入れます。
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超音波を使って、濁った水晶体を砕き吸い取ります。
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水晶体の代わりに眼内レンズを挿入します。
CENTURION®VISION SYSTEM
(白内障手術装置)
低濃度笑気ガス麻酔について
目の手術は怖いと感じられる方へ
<笑気ガス麻酔の特長>
- リラックス効果軽い鎮静・鎮痛作用と睡眠作用があります。眠ってしまうほどの強い麻酔ではなく、ぼんやりと体がふわふわするような気持ちよい感覚です。
- 術後も体に残らない使用後はすみやかに排出され体の中に残らないので、日帰り手術でも安全に利用できます。
- 副作用の心配が少ない非常にまれではありますが、吐き気・四肢の脱力などの症状を感じられる方がおられます。
<笑気ガス使用の流れ>
- 鼻から酸素と笑気を吸入します。(少し甘い匂いがしますが、ほとんど感じません)
- 2~3分で気持ちがリラックスして落ち着いた状態になります。(心拍数や血圧・呼吸など、全身状態が安定します)
- 笑気ガスを止めると、数分で麻酔の影響はなくなります。
日帰り白内障手術の流れ
初 診
視力、眼圧、眼底検査などの基本的な検査を行い、手術が必要がどうかを調べます。手術に同意いただいた場合は、手術の日程を決定します。(申込みより約1~2ヶ月先になります)
検 査
角膜の形状や眼球の長さなどを測定し、手術に備えての詳しい検査を行います。
術前診察
手術の詳細な説明と、患者さまに合う眼内レンズや術式を決定します。
手 術
2、3時間の滞在となります。
手術時間は15分程度です。
術後検診
手術翌日、2~3日後、1週間後、3週間後、1ヶ月後、2ヶ月後に定期検診を行います。
光干渉式眼軸長測定装置
CASIA2(前眼部OCT)
日帰り白内障手術の費用
単焦点眼内レンズ、乱視矯正用眼内レンズを用いた白内障手術は【保険対象】になります。
患者様の自己負担金額 (片眼) | |
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1割負担 | 1万6千円程度 |
2割負担 | 3万2千円程度 |
3割負担 | 4万8千円程度 |
- ※個人で医療保険や生命保険に加入されている方は、保険給付の対象となりますのでご確認ください。
- ※1ヶ月の自己負担額がご自身の保険の限度額を上回った場合は、申請することで限度額を超える分のお支払いが免除されます。(高額療養費システム)
多焦点眼内レンズについて
多焦点眼内レンズについては、2020年4月1日より先進医療から外れており、高額な費用がかかります。
多焦点眼内レンズを入れた患者様も術後の見え方については、賛否がわかれているのが現状です。そのため現在当院では多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は行っておりません。多焦点眼内レンズを希望される方は連携病院に紹介させていただいております。
※眼の状態により、適用にならない方もおられます。ご興味のある方は、医師までご相談ください。
よくあるご質問
どうしたら良いですか?
手術日は申し込んでから1~2ヶ月先になります。
(検査から診察、申し込みまでは90分程度時間を要します。時間に余裕を持って来院ください。)
入院での手術をご希望の方は連携病院に紹介させていただきます。
費用はどのくらいかかりますか?
1割負担の方で、白内障手術時に15,000円の費用がかかります。3割負担の方で、手術時に45,000円前後の金額となります。
また1ヶ月分の自身の保険の限度額を超える治療費が免除される高額療養費システムもございます。
多焦点眼内レンズ(遠近両用)を使用した白内障手術は保険を使用できず、自由診療となります。
また、高齢者の場合、入院の環境変化が大きな精神的負担になることもあり、手術が終わってご自宅に帰れることは非常に大きな安心につながります。
また予想外に緊張される場合もございますので、ご帰宅の際にはできるだけ付添いの方をお願いしております。付き添いの方が難しい場合はタクシーで帰宅していただいております。
手術前の準備や、術後の休憩を含め2~3時間でご帰宅いただけます。